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沿革

設立まで

(社)科学技術と経済の会は、「産業予測特別調査団」(団長小林宏治氏)を1969年10月、米国に派遣しシンクタンクの実態を調査、帰国後我が国におけるシンクタンク設立の必要性を提言しまた。これを受けて同会は、当時研究会として活躍中の FROG (Future Research Operational Group) を研究所として独立させる計画を1970年1月に発表。

発足とその後

 1971年1月、設立準備会(代表安川第五郎氏)発足。同年2月15日、内閣総理大臣より科学技術庁所管の財団法人として設立認可されました。発足間もない未来工学研究所では、第5号科学技術基本答申(1971年)で振興すべきとされたソフトサイエンスの性格づけと関連方法論の体系化を6年かけて実施しました。ここで集積された知見と人的ネットワークが研究所の基盤となっています。

その背景

 人間、社会、自然、技術などの相互作用を含む、学際的かつ複雑な政策課題や社会問題の解決を追究する学問領域として、ソフトサイエンス(政策における意思決定の科学化)が提唱されて既に40年を超えています。我が国の第一世代に属するシンクタンクである未来工学研究所は、我が国が公害問題や資源 エネルギー制約等の新たな人類的課題に直面したこの時代に誕生しました。

未来工学研究所は、このソフトサイエンスの中でも、特に科学技術や研究開発に関連した課題の調査研究を主題とする非営利法人として運営され、我が国ではきわめてユニークな存在として独自の道を歩んできました。

特に、この間のシンクタンク活動を通じで開発されてきたソフトサイエンスの手法群、その内でも「未来社会の分析」、社会に内在する「真の課題の把握」、その解決のための「総合戦略の立案」と「政策の構想・運営・評価」等の、社会の潮流分析から戦略的政策の立案・運営・評価までを支える、独自の方法論を蓄積し、それらを政策的ないし社会経済的課題に適用し実務的成果を挙げてきました。

 

 

 

 

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