我が国は、科学技術創造立国として、優れた人材の養成・確保を図るとともに、研究者の独創的な研究開発活動を支える基盤を整備していく必要があり、第2期科学技術基本計画においても、「計測・分析・試験・評価方法及びそれらに係る先端的機器の戦略的・体系的な整備を促進する」ことが示されている。世界最先端の研究データ・独自の研究データは、オリジナルの計測分析技術・機器から生じるものであるが、我が国の先端計測分析技術や機器の分野においては、海外に依存している度合いが強いとの指摘がある。そこで、我が国における計測分析技術・機器の現状について把握することを目的とし調査を行った。