大学病院の診療において得られたデータ、臨床研究及び医師主導型治験において得られた臨床データ等は、大学における疫学研究や民間との医薬品開発を進める上で学術的にも商用的にも有用な知的財産である。また、医療データの管理・活用を円滑に行うことで、疫学研究や医療イノベーションが促進され、医学や医術の進歩につながるものと期待される。
大学が疫学研究を推進するためには、外部の研究機関や製薬企業等との連携は不可欠であり、同時に大学が創出した医療データを他機関へ使用許諾する必要がある。そのためには、学内の管理体制や運用ルール等の整備が急がれるところである。そこで、今後、医療データの管理・活用のための体制構築に向けた検討や議論を行うにあたり、国内及び海外の政策や動向を把握・分析する。 (九州大学委託)
概要:医療データの二次利用に関する国内及び海外の動向調査
報告書:医療データの二次利用に関する報告書