調査の目的海底資源をめぐり、今日国際的に関心の高い主な事例といえる①西沙諸島・南沙諸島における海底油田等、②カスピ海における鉱物資源等、③北極海における海底油田等について国際安全保障環境の観点から検討を行ったものである。過去、現在、将来における国際的な係争(あるいは今後想定される係争)について検討し、①紛争解決のための枠組みがどのようにして形成されてきたか、②紛争の過程で広い意味でのパワー(ソフト・ハード・スマートなど、軍事力を含め)の利用状況、③紛争が地域の安全保障環境及び関係国の安全保障政策に与えた影響などについて検討し、これからの見通しについて大まかな展望をおこなった。 紛争解決メカニズム事例 紛争解決過程における交渉ツール 関係国における国内世論形成 地域安全保障環境への影響と安全保障政策 紛争の今後の展望(防衛省委託)