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Ⅶ-2.伝統的工芸品産地調査・診断事業

 調査の目的 
伝統的工芸品産業は、旧来からの原材料や生産用具へのこだわり、手作りによる伝統的な技術・技法により生産され、地域の生活や風土に根付いた産業として発展し、我が国のものづくりの原点として継承されながら地域経済、歴史・文化形成に大きな影響を与えてきた。しかし、ライフスタイル・生活環境の変化や海外製品輸入の急増、ダンピング競争の激化等に伴い需要は減少の一途をたどり、伝統的工芸品産業・産地は大幅に縮小し、閉塞感を強めている。一方、伝統性が有するこだわり・風合いや地域性は付加価値性を有し、一定のファン層を下支えとしながら、地域ブランド化とあわせて反転攻勢にでる産地もでてきている。伝統的工芸品産業の質的競争力強化や地域産業の高付加価値化の観点から、伝統的工芸品産業の振興、産地の活性化が急務な課題となっている。本調査は、伝統的工芸品産地の実態を具体的かつ的確に捉え、産地の問題を掘り下げ、問題解決に向けた具体的な対応策や振興・活性化策、産地の実践的な取り組みの動きに結びつけることにより、伝統的工芸品産業の振興と産地の活性化に資することを目的に実施した。(財団法人伝統的工芸品産業振興協会委託)

2011年09月20日 更新
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