本調査は、2014年から国立研究開発法人科学技術振興機構(以下、「JST」という。)が実施している「日本・アジア青少年サイエンス交流事業 さくらサイエンスプラン」をアフリカ諸国で展開するために、アフリカ諸国のうち、日本との関係性等を考慮の上選択した、南アフリカ、エジプト、チュニジア、ルワンダ、ケニア、ガーナ、エチオピア、ウガンダ、タンザニア、ザンビアの10カ国について招聘対象国の教育制度及び教育の現状等を中心に調査したものである。
本事業は、日本の魅力の一つである科学技術を海外の青少年に紹介し、彼らが日本に親しみを抱き、将来、日本との架け橋となる人材となることを期待するものである。そのためには招聘対象者の選考が重要な役割を担うこととなる。そこで、招聘対象者が在籍する後期中等教育機関及び高等教育機関の情報を中心に調査し、招聘対象者選抜の際の指標となりうる客観的、定量的な情報、及び現地に精通した専門家からの定性的な情報等の整理を行ったものである。
(科学技術振興機構委託)
アフリカ諸国の教育・科学技術の主要機関、制度等の状況調査