代表的な衛星測位システムであるGPSは、米国が軍事目的で開発したものであり、現在も国防総省において保守・運用が行われている。現在では、GPSの利用については民生用途向けに無料で開放されており、我が国においても、カーナビゲーションをはじめとした交通分野、航空分野、海上海事分野、測地・測量分野等、幅広い分野で活用されている。 こうした中、EUにおいて、2008 年の実用化開始を目指し、GPSとは独立した衛星測位システムプロジェクト「ガリレオ計画」を推進している。このガリレオ計画に関する各国の取組みについて調査することを目的とする。