将来の産業において核となる技術シーズの発掘から実用化開発までの各段階の研究開発をマネジメントする手法として、ロードマップが注目されており、具体的なロードマップの作成が行われてきている。しかしながら、研究開発の目的や研究開発フェーズなどにより多様化する研究開発過程のマネジメントへの適応という観点からは、現在までのロードマップの手法は、手法の体系化や具体的なツールの確立など検討すべき課題がある。
本調査では、ロードマップ、特に、市場と技術を結びつける戦略ロードマップに関して、対象とする技術の研究開発過程をイノベーション・ダイナミクスとしてとらえ、多様化するイノベーション・ダイナミクスに対応しうるロードマップのあり方・具体的な手法を調査・検討し、研究開発マネジメント手法の改革に資することを目的とする。

• 研究開発マネジメントにおけるロードマップに関する調査