科学技術は未来社会を形作る有力な要因となっている。しかし科学技術に係る政策は我が国では社会を含む系の中で把握・理解してこなかった。本調査研究では、この旧弊を破り、日本社会の特質と、社会の動態を陽に取り入れた体制の中で調査分析を進め、戦略形成を経て、あるべき政策体系を構想した。我が国は、本格的な知的作業を通じて、抜本的に変わらねばならない。その具体的姿を上位政策と個別政策に分けて描いている。

科学技術を契機とする我が国未来社会形成のための政策的対応に関する調査研究
－社会的基盤形成と社会的受容に係る事例分析を手掛かりにして－　（報告書本文 全322ページ）