国立研究開発法人科学技術振興機構（JST）は、2021年にレポート「『来るだろう未来』から『つくりたい未来』へ」を公開した。このレポートでは、今まで実施した26のワークショップで語られた、研究者や企業、NPO、市民など様々な方々の発言を元に、このまま進めば否応なく訪れる未来「来るだろう未来」と、こういう未来を迎えたいという思いをこめた「つくりたい未来」の２つの未来を導出し対比的に提示した。

この取り組みは、18の機関等が集う「未来社会デザインオープンプラットフォーム（CHANCE）」が主体となり進められた。本調査は、このレポートから「つくりたい未来像」を5つ設定し、そこに暮らす人々の生活や課題をありありと描き、その課題を解決する方法を探索する取り組みを行った。この一連の取り組みをまとめたものである。
（科学技術振興機構委託）

2050年の未来像を起点とした新たな研究開発領域の探索に関する企画・調査・運営・報告書作成業務