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Ⅵ-2.医療機器イノベーションと医工融合に関する日米欧の比較調査

1.調査の目的一般に、医療機器の技術開発のプロセスは、臨床試験前、臨床試験、製造・販売・マーケティングの3 つに大きく分かれる。この中でも最初の2 段階において、すなわち、原理の発見から製品コンセプトの検討、機器仕様・デザインの検討、動物実験を経て、臨床試験の実施に至る過程においては、通常は、医師と工学研究者(エンジニア)との間の知識移転・協同の知識創出が行われる必要がある。その有効性、効率性を高めるためには、「医工連携」が必要であり、「医工融合」が図られることとなる。この調査研究においては、新たな知識創造におけるこの個人的・組織的な協力の関係やネットワークの構築、展開について、分析し、さらに、国際的な比較を行うことで、違いや特色をより明確にすることを目指した。特に、本調査においては、先端的な医療技術、医療機器の研究開発のパフォーマンスに影響を与える一つの要因、すなわち、医師と工学研究者(エンジニア)との間の協力関係について分析した。(財団法人新技術振興渡辺記念会助成)

主任研究員 依田 達郎

2017年04月10日 更新
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